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15- D- 0711 201 5 年 11 月 30 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
株式会社商船三井
(証券コード:9104)【見通し変更】
長期発行体格付 A
格付の見通し 安定的 → ネガティブ
【据置】
債券格付 A
国内CP格付 J−1
■ 格付事由
(1) 資源エネルギー分野を中心とした多様な船種により世界最大級の船隊規模を有する。国内外に優良顧客を
抱え、事業基盤は強固である。長期安定利益が見込まれる L NG 船、海洋事業を中心に投資を集中させて
安定利益を積み上げるとともに、中小型ドライバルク船などの市況エクスポージャーを縮小して市況変動
に対する耐久力を高めていく方針を継続している。
(2) 運賃市況が一段と低下していることもあってコンテナ船の収益改善が遅れており、同事業は 16/ 3 期に 5
期連続の赤字となる見込みである。また、ドライバルク船では相対的に市況エクスポージャーが大きく、
市況低迷の影響を受けている。円安、燃料油価格低下、油送船の市況上昇が収益面でプラスに寄与してい
るが、業績は弱含みとなっている。財務面では有利子負債が高止まりしており、諸指標は改善余地の大き
い水準にとどまっている。以上を踏まえ、格付を据え置き、見通しを安定的からネガティブに変更した。
(3) 16/ 3 期経常利益は 420 億円(前期比 18.2%減)と2 期連続の減益が見込まれている。コンテナ船では特
に欧州航路および南北航路を中心とする運賃市況の下落が利益を下押ししており、邦船 3 社の中で見劣り
する収支状況となっている。ドライバルク船でも市況低迷の影響を受けている。当社では航路再編・見直
しやコスト削減などの対策を進める予定であるが、17/ 3 期以降もコンテナ船やドライバルク船を中心に
当面は厳しい市場環境が続く見通しであり、業績の急回復は見込みにくい。
(4) 16/ 3 期第 2 四半期末のデットエクイティレシオは 1.5倍であり、有利子負債とキャッシュフローのバラ
ンスもやや見劣りする水準にとどまっている。計画に沿って L NG 船、海洋事業への投資が続いているが、
業績回復が遅れており、有利子負債の削減には時間を要すると考えられる。また、16/ 3 期に第一中央汽
船の民事再生手続開始申立てに伴い関係会社株式評価損 262 億円を計上するほか、海運市況の低迷が続け
ばドライバルク船やコンテナ船の構造改革のために損失計上を余儀なくされ、自己資本の拡充が遅れる可
能性もある。なお、第一中央汽船の再生において当社は関与しない方針であり、これ以上の追加負担など
は見込まれない。
(担当)涛岡 由典・水川 雅義 ■ 格付対象
発行体:株式会社商船三井
【見通し変更】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 A ネガティブ
【据置】
対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第 12 回無担保社債(社債間限定同 順位特約付)
200 億円 2009 年 5 月 27 日 2019 年 5 月 27 日 1. 999% A 第 13 回無担保社債(社債間限定同
順位特約付)
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対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第 14 回無担保社債(社債間限定同 順位特約付)
100 億円 2011 年 6 月 21 日 2016 年 6 月 21 日 0. 573% A 第 15 回無担保社債(社債間限定同
順位特約付)
200 億円 2011 年 6 月 21 日 2021 年 6 月 21 日 1. 361% A 第 17 回無担保社債(社債間限定同
順位特約付)
200 億円 2012 年 7 月 12 日 2017 年 7 月 12 日 0. 461% A 第 18 回無担保社債(社債間限定同
順位特約付)
100 億円 2012 年 7 月 12 日 2022 年 7 月 12 日 1. 139% A 第 19 回無担保社債(社債間限定同
順位特約付)
296 億円 2014 年 6 月 19 日 2024 年 6 月 19 日 0. 97% A
対象 発行限度額 格付
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 11 月 25 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎
主任格付アナリスト:涛岡 由典
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「海運」(2011 年 12 月 7 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社商船三井
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則
17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先